令和 2年 9月
会議--------------------------------------- 令和2年
白山市議会9月
会議会議録第1
号--------------------------------------- 令和2年9月1日(火曜日
)---------------------------------------出席議員(20人) 1番 池元 勝君 2番 中野 進君 3番 大屋潤一君 4番 田代敬子君 5番 山口俊哉君 7番 吉本史宏君 8番 永井徹史君 9番 南 清人君 10番 石地宜一君 11番 小川義昭君 12番 安田竹司君 13番 北嶋章光君 14番 村本一則君 15番 宮岸美苗君 16番 岡本克行君 17番 寺越和洋君 18番 吉田郁夫君 19番 清水芳文君 20番 藤田政樹君 21番 西川寿夫君
---------------------------------------欠員 6番
---------------------------------------説明のため議場に出席した者の
職氏名市長山田憲昭君 副
市長井田正一君副
市長安達志郎君 総務部長兼
選挙管理委員会事務局長横川祐志君企画振興部長中 英俊君
健康福祉部長兼
福祉事務所長村井志朗君
市民生活部長村田久美君
産業部長岡田和典君
観光文化スポーツ部長山下浩雅君
建設部長東元清隆君
上下水道部長米林 歩君 総務部次長兼
財政課長大岩慎一君教育長松井 毅君
教育部長毛利文昭君
---------------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 事務局長 北村 潔君 事務局次長兼
議事調査課長 佐々木 満君
議事調査係長 荒地美幸君 専門員 山岸朗子君
手話通訳士 堀口佳子君
手話通訳士 長谷川智美君
--------------------------------------- 議事日程(第1号) 令和2年9月1日(火曜日) 午前10時 開議 日程第1 諸般の報告 日程第2
会議録署名議員の指名 日程第3 議案第76号ないし議案第87号及び議案第89号ないし議案第96号並びに報告第15号及び報告第16号 (説明) 日程第4 議案第88
号--------------------------------------- 本日の会議に付した事件 議事日程(第1号)のとおり
--------------------------------------- 午前10時0分開議
◎
議会事務局長(北村潔君) 御起立願います。礼。着席願います。
○議長(村本一則君) これより令和2年
白山市議会9月会議を開きます。 今9月会議の審議期間は、本日から9月25日までの25日間といたします。 直ちに、本日の会議を開きます。
---------------------------------------
△日程第1 諸般の報告
○議長(村本一則君) 日程第1諸般の報告を行います。 令和2年8月6日及び8月25日の各日付にて、監査委員から
例月現金出納検査報告書の提出がありました。 8月19日、第141回石川県
市議会議長会定例会総会が珠洲市において開催され、全議案を採択し、関係先に陳情することに決定いたしました。 地方自治法第121条第1項の規定に基づき、8月25日付にて、市長、
教育委員会教育長及び
代表監査委員に対し出席を要求しておきました。 8月25日付にて、市長から説明員の委任及び嘱託について通知がありました。 9月1日付にて、市長から議案の提出がありました。 今9月会議において、本日までに受理した陳情は、お手元に配付の文書表のとおりであります。 以上をもって諸般の報告を終わります。
---------------------------------------
△日程第2
会議録署名議員の指名
○議長(村本一則君) 日程第2
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、中野進君、大屋潤一君を指名いたします。
---------------------------------------
△日程第3 議案第76号ないし議案第87号及び議案第89号ないし議案第96号並びに報告第15号及び報告第16号(説明)
○議長(村本一則君) 日程第3議案第76号ないし議案第87号及び議案第89号ないし議案第96号並びに報告第15号及び報告第16号を一括して議題といたします。
---------------------------------------
△提案理由の説明
○議長(村本一則君) 市長から提案理由の説明を求めます。 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) おはようございます。 本日、ここに、令和2年市議会9月会議が開会されるに当たり、最近の市政の状況と提案いたしました諸議案につきまして、その大要を御説明申し上げます。 初めに、先週28日、
安倍内閣総理大臣が辞任を表明いたしました。2012年12月の第2次
安倍内閣発足以降、7年8か月にわたり政権を担ってこられ、ここに深く敬意と感謝を申し上げる次第であります。今後は十分に療養され、体調の御回復を心よりお祈り申し上げます。
安倍内閣総理大臣におかれましては、アベノミクスをはじめ、外交、地方創生など様々な課題に果敢に挑戦され、大胆な金融緩和など経済政策をはじめ働き方改革や女性活躍の推進、1億総活躍社会の実現などに全力で取り組んでこられました。中でも地方創生の実現では、SDGsの推進を打ち出し、平成30年6月、日本の
SDGsモデルとして初めて、本市を含む29都市が
SDGs未来都市に選定をされました。その際、総理官邸において、
安倍内閣総理大臣から直接選定証を授与されるとともに、総理や関係大臣との記念撮影は大変光栄なことであり、今でも鮮明に思い出されるところであります。 任期途中での辞任は、
安倍内閣総理大臣には心残りであると推察をいたします。しかしながら、時は刻一刻と進みますので、新しい政府におかれましては
感染防止対策と経済活動の引上げの両立を図りながら、山積する重要課題に対応し、実効ある施策を切れ目なく進められることをお願い申し上げる次第であります。 次に、
新型コロナウイルス感染症についてであります。
緊急事態宣言が5月25日に解除されて以降、
社会経済活動が段階的に再開される中、市民、事業者の皆様には
感染防止対策に御理解と御協力をいただき、日常生活の中で新しい生活様式の実践に取り組んでいただいておりますことに、改めて心より感謝を申し上げます。 国内の感染状況につきましては、6月下旬より都市部を中心に増加し、各地で大規模なクラスターも発生するなど全国的に感染が再拡大をいたしております。県内でも8月以降、複数のクラスターが発生し、直近1か月の
新規感染者数は300名を超え、急速に増加をいたしております。 本市におきましては、5月2日を最後に新たな感染者は確認されておりませんでしたが、7月28日以降、再び感染者が確認され始めましたので、拡大防止のため、先月12日に私から改めて
感染拡大防止の徹底等について、市民の皆様にメッセージを発信させていただいたところであります。しかしながら、7月以降、昨日までに市内で21名の感染が確認され、幅広い年代に広がりを見せており、これまでの本市の
累計感染者は49名となっております。 この感染症は、長期化が見込まれるとともに、さらなる感染拡大が懸念をされます。市民の皆様には、小まめな手洗いやマスクの着用、3密の回避など基本的な感染予防に継続して取り組んでいただきますよう御協力をお願いいたす次第であります。なお、感染されました方々の一日も早い御回復をお祈り申し上げますとともに、市民の皆様におかれましては、感染された方やその御家族、
医療従事者等に対します差別や偏見は慎んでいただくなど、人権に配慮した冷静な対応をお願い申し上げます。 さて、今年は平年より一週間以上遅い梅雨明けとなり、各地で長雨や日照不足による農作物への影響が懸念をされました。幸い8月に入って好天に恵まれ、水稲の生育は平年並みとなっており、先月21日頃からはハナエチゼンが、先週からはゆめみづほの収穫が始まりました。刈取りが進むにつれ、秋の気配も少しずつ感じられますが、まだまだ暑い日が続くようでありますので、市民の皆様には感染予防に加え、熱中症にも十分に注意をいただきますようお願い申し上げる次第であります。 それでは、最近の市政の状況について御説明を申し上げます。 初めに、
経済情勢等についてであります。
感染症拡大による日本経済への影響は甚大であり、これまで経験したことのない極めて厳しい状況にあります。先月、内閣府が発表いたしました4月から6月期の国内総生産GDPの速報では、実質成長率が前期比7.8%減、年率換算で27.8%減と3期連続のマイナスとなりました。政府は
緊急事態宣言の下、経済を人為的に止めていた影響により厳しい結果となったとの見方を示し、本年四、五月を底として経済を内需主導で成長軌道に戻していくことができるよう
経済財政運営に万全を期すといたしております。 また、先週27日に発表されました内閣府の
月例経済報告は、
新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にあるが、このところ持ち直しの動きが見られるとの判断をいたしております。 北陸の景気につきましては、北陸財務局が昨日発表いたしました8月の経済調査では、感染症の影響により厳しい状況が続いているものの、一部では下げ止まりの動きが見られるとしておりますが、再び感染が拡大していることから、地域経済に与える影響に注視し、先行きについては慎重な見方を示しております。 このような中、先週28日、
ジャパンディスプレイが、白山工場の土地、建物等を
シャープ株式会社へ譲渡することについて最終契約を締結したことを発表いたしました。白山工場は、昨年7月より稼働を停止しておりますが、新たな企業に引き継がれることは地域経済の活性化と雇用の創出につながるものであり、一日も早い稼働を願うものであります。 次に、本市の財政状況についてでありますが、感染症による景気低迷の影響を受け、国、地方とも大幅な減収が懸念をされております。税につきましては、感染症の影響により収入に相当の減少があった場合、1年間、納税の猶予を受けることができる特例制度があり、本市におきましても、現在、法人、個人合わせて64件の申請があり、納税猶予額が5億192万円となっております。この特例制度に伴う一時的な減収に対応する地方債発行の措置はありますが、今後、一層厳しい財政状況が見込まれるところであります。 なお、令和元年度の
一般会計決算につきましては、個人市民税、法人市民税において若干の減収はありましたが、市税全体では、昨年度に引き続き190億円台を確保できたことに加え、事務事業の効率的な執行に努めたことにより、実質収支で約10億円余を本年度に繰り越すことができたところであります。 また、
財政健全化判断比率につきましては、
実質公債費比率が10.7%、将来負担比率が125.7%と、いずれも
健全化基準値を下回る結果となったところであります。 次に、
新型コロナウイルス感染症に伴う本市の支援の状況についてであります。 全国民へ一律現金10万円を給付する
特別定額給付金につきましては、先月18日に申請受付を終了いたしました。給付申請の状況につきましては4万4,675世帯から11万3,523人分の申請があり、申請率は全人口の99.85%となり、全ての給付を完了いたしております。 また、地域経済の回復及び活性化並びに市民の皆様の生活応援を目的として発行いたしました1人当たり2,000円分の白山市
地域応援券につきましては、8月中に全ての世帯に簡易書留でお届けさせていただいております。応援券の取扱店として、現在、市内592の店舗に登録をいただいており、応援券は10月31日まで御利用いただけます。ぜひ、お近くの登録店舗で御利用いただきたいと思っております。 また、国の
持続化給付金の給付から外れる事業者の皆様の事業継続を支援するため、本市独自の対策として実施しております
中小企業法人に20万円、
個人事業者に10万円の
中小企業等応援給付金につきましては、これまでに254件の申請がなされております。 また、1人当たり10万円を支給する
新生児臨時特別給付金につきましては、先月7日、国の
特別定額給付金の基準日後の4月28日から8月5日までに出生届を提出いただいている167名の新生児の
保護者宛てに申請書類を郵送いたしました。なお、今後1か月ごとに順次新生児の
保護者宛てに申請書類を郵送いたすことといたしております。申請書類に必要事項を御記入いただき、必要な書類を添付の上、返信用封筒によりお送りいただきますようお願いいたします。 引き続き、感染症に伴う市民生活や
地域経済活動への影響等を注視し、しっかりと対応してまいりたいと考えております。 次に、コロナ禍における防災体制の充実と強化についてであります。 先月の20日と27日、
松任総合運動公園体育館におきまして、
新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた避難所の開設訓練を実施し、避難者の受入れ手順の確認や
段ボールベッド等の設置訓練を行ったところであります。 避難所の開設に当たっては、
感染防止対策に万全を期すとともに、近年の記録的な猛暑を受け、熱中症対策にも十分注意が必要であります。加えて、
感染防止対策に対応した場合には、避難所で受け入れられる人数は従来の約3分の1に減少することとなり、3密を回避するための広いスペースを確保できる体育館の活用が必須であると、このたびの開設訓練を通じて実感いたしたところであります。しかしながら、これら大型体育館は、
松任総合運動公園体育館を除き空調設備が整っておらず、熱中症が危惧されるなど夏場には不向きであり、早急に対応する必要があります。
感染症対策に配慮した
避難所運営と避難者の安全・安心を確保するため、まずは、災害時の
指定避難所であります
若宮公園体育館、
美川スポーツセンター及び
白山郷公園体育館の3施設について、早急に空調設備を整備してまいりたいと考えております。今後、
各種競技大会の日程等を勘案し、予算計上に向けて準備を進めてまいります。 また、松任地域及び鶴来地域の
防災行政無線戸別受信機につきましては、今年度中の配備に向け、町内会等の御協力もいただきながら、各世帯への配布を順次進めているところであります。この事業が完了いたしますと、先に配備を終えている美川地域及び
白山ろく地域の
防災行政無線と合わせて、市内全域へ瞬時に災害情報を発信することが可能となり、より早く避難行動を呼びかけることができるようになります。 今後とも市民の皆様の安全・安心を第一に、防災体制の充実・強化に努めてまいります。 次に、
白山手取川ジオパークについてであります。 先週27日から29日にかけて、
日本ジオパーク委員会の調査員による
ユネスコ世界ジオパーク国内推薦に係る現地審査が行われました。代表的な地質サイトである桑島化石壁や
手取層群産出化石の世界的価値を確認されたほか、
白峰重要伝統的建造物群保存地区や手取峡谷、獅子吼高原などの
ジオパークの見どころ並びに市立博物館、
白山恐竜パーク白峰といった
ジオパーク関連施設を見て回られ、資源の保護・保全や教育活動、ツーリズムなどの視点から調査が行われました。その際、獅子吼高原から望む手取扇状地につきましても、世界へアピールする資源の1つとして評価をいただいたところでもあります。 今回、
感染防止対策がとられる中での調査となり、日頃から
ジオパークの活動に一生懸命取り組まれている関係の方々の姿を見ていただくことが難しい状況となりましたが、各ポイントにおいて説明に御協力をいただいた方々の御尽力により、しっかりとアピールできたのではないかと思っております。 国内推薦に係る一連の審査は、今回の現地調査をもって終了となります。審査の結果は、10月下旬に予定されている
日本ジオパーク委員会において推薦の可否が決定されることとなっており、良い結果が得られることを待ちたいと思います。 次に、
白山総合車両所等を活用した観光・産業振興についてであります。
白山総合車両所南門付近に整備されるビジターセンターにつきましては、建設予定地の地権者並びに地元町内会、生産組合への説明を終え、7月末から測量作業に着手をいたしており、建築物と展示物に関する設計作業につきましても、
JR西日本や鉄道・運輸機構と協議しながら、また、市民の皆様からいただきました御意見等も参考に作業を進めることといたしております。令和5年度内の完成を目指し、しっかりと整備を進めてまいりたいと考えております。 次に、在来線新駅の整備についてであります。
北陸新幹線敦賀開業と同時の令和5年春の開業を目指して進めております(仮称)西松任駅につきましては、昨年度末に事業主体の白山市
地域公共交通協議会と白山市、
JR西日本、ⅠRいしかわ鉄道の4者で、整備計画や費用負担、施設の整備及び管理等について覚書を締結し、今年度、国の補助決定をいただき、
JR西日本において実施設計が進められているところであります。今般、
JR西日本より工事のスケジュールや各年度の工事費が示されましたので、白山市
地域公共交通協議会と
JR西日本において、令和3年度からの工事着工に向け工事の協定を締結する必要があることから、今会議におきまして、その事業費に係る
債務負担行為の設定をお願いするものであります。 次に、
健康づくり事業についてであります。 今年度、新たに創設をいたしました白山市
健康づくり宣言事業所認定制度に、現在、市内24の事業所から申請をいただいており、今月24日に認定証の交付式を行うことといたしております。経営的な視点から従業員の
健康づくりに取り組む事業所を認定し、広く健康経営の浸透を図ってまいりたいと考えております。 また、
健康づくりを支援する、はくさん
タニタ健康倶楽部では、今月から来月23日までの間、
会員募集キャンペーンを実施いたします。この
キャンペーンでは、これまでの活動量計による会員に加え、新たにスマートフォンアプリを利用したアプリ会員を募集いたします。併せて会員の紹介による場合には、活動量計の新規会員の年会費を割り引くとともに、紹介をしていただいた会員に
健康ポイントを付与することといたしております。ぜひ、多くの皆様に御加入いただきたいと思っております。 また、地域ぐるみで
健康づくりに取り組まれる動きも出てきております。そうした取組にも支援をしながら、今後とも健康で笑顔あふれる元気な
まちづくりに努めてまいります。 次に、
日本遺産認定についてであります。 去る6月19日、文化庁が認定をいたしております日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異
空間~北前船寄港地・
船主集落~」に、本市の美川地区及び湊地区が認定をされました。大変喜ばしいことと思っております。このたびの日本遺産の認定を受け、記念式やフォーラムの開催、物産市や
まち歩きツアーの実施などにより、北前船によって今も受け継がれている地域の歴史・文化を広く発信し、地域の活性化と観光振興につなげてまいりたいと考えております。さらには、北前船でつながれた全国48の認定市町との広域連携を図りながら、
白山手取川ジオパークやSDGsの取組とともに、本市の魅力を発信してまいります。 次に、JR松任駅周辺における交番の新設についてであります。 市民の皆様から長きにわたり熱望されておりました白山警察署(仮称)松任交番につきましては、JR松任駅南の市所有地内に設置が決まり、現在、石川県警察本部におきまして今年度内の完成を目指し整備が進められており、来月ごろから建設工事に着手されると聞いております。松任交番の設置は、都市化による市街地の治安維持の向上と地域社会の安全・安心に大きくつながるものであり、本市といたしましても、関係する皆様とともに安全・安心な
まちづくりを推進してまいります。 次に、
土地区画整理事業についてであります。 昨年、県の事業認可を受けました松任駅北相木第二地区につきましては、調査設計を進め、今後、本格的な工事に着手することといたしており、周辺地域と一体となった新たな市街地の形成に向け、事業の進捗を図ってまいります。 また、
松任北安田南部地区におきましては、昨年、商業施設が開業し、この秋にも第三期宅地分譲が予定されており、市街地の形成が順調に進んでいるところであります。 また、横江町
土地区画整理事業におきましても、商業施設や企業の進出が進められており、来週10日には、
コメリパワー白山店が開店する予定となっております。また、来年夏の開業に向け、現在、工事が進められております(仮称)
イオンモール白山におきましては、鉄骨が組み上がり、北陸最大級となる商業施設の大きさを実感いたしたところであります。 次に、公民館の整備についてであります。 計画的に整備を進めております公民館につきましては、今年度、笠間公民館及び宮保公民館において実施設計を鋭意進めております。両公民館とも災害時における地域の
防災拠点施設を念頭に整備をいたすこととしており、来年度から改築工事に着手してまいりたいと考えております。また、
千代野公民館につきましては、
エレベーター設置及び
空調設備改修工事を進めており、12月末に完了する予定であります。 次に、
白峰温泉御前荘及び附帯施設等の活用についてであります。 昨年4月より休止しております
白峰温泉御前荘及び附帯施設につきましては、7月に建物・土地を借り受けて有効に利活用をしていただける事業者の募集を
公募型プロポーザルにより実施をいたしましたところ、
民間事業者1社より企画提案がありました。その提案は、御前荘を除き温泉つきの
グランピング施設として活用するもので、先般、地元地区への説明を行うとともに、
選定委員会による
プロポーザル審査を実施し、
地域活性化に資する利活用計画であることから、
契約候補者として選定いたしたところであります。今後、契約締結に向け、事業者と細目について協議を進めてまいります。近年は広い屋外で個人や家族でゆっくりと時間を過ごすことができるキャンプを楽しむ人が増加傾向にあり、コロナ禍でのレクリエーションとしても魅力があります。白峰地域の活性化と観光振興、雇用の創出等に加えて、地域とともに活性化を図るとのことでありますので、大いに期待をいたすものであります。 次に、子育て環境の充実についてであります。 現在、公立の乳児保育所及び
千代野保育所並びに悠愛保育園、林中こども園、あいわこども園において増築・改修工事を進めており、みかわこども園におきましても今月より
病児保育室等の増築工事に着手をいたします。いずれも来年4月の供用開始を予定いたしており、しっかりと受入体制を確保してまいります。 また、
放課後児童クラブの
北陽ペンギンクラブにおきましても、来年4月の供用開始に向け、来月から改築工事に着手をすることといたしており、悠愛第2学童クラブにつきましては、本年6月から増築工事に着手をいたしております。また、山島台第一集会所内で運営をいたしております
山島台メルヘン児童クラブにつきましては、定員超過の状況が続いており、現在の場所も狭隘となっております。このたび
小学校PTA及び地元地区との協議が整い、松南小学校の校舎内での開設にめどが立ったため、(仮称)山島台第2メルヘン児童クラブを新設し、来年1月の第3学期から運営できるよう速やかに改修工事を行うこととし、所要の経費について今会議に補正予算を計上するものであります。 次に、教育環境の充実についてであります。 小・中学校の大規模改造についてでありますが、鶴来中学校及び鳥越中学校につきましては、本年6月より3か年にわたる工事に着手をいたしており、旭丘小学校につきましては、来月下旬の完成に向け工事の進捗を図っているところであります。さらに現在、増築・大規模改修の実施設計を進めております東明小学校につきましては、来年度、普通教室が2クラス分不足するため、職員室等を教室に改修することとし、工事費等について今会議に補正予算を計上するものであります。 また、
感染症対策でありますが、小・中学校におきましては、6月の授業再開に当たり、保健衛生用品の購入やサーモグラフィーカメラの導入など
感染防止対策を徹底するとともに、国が取り組むGIGAスクール構想の実現に向けた児童・生徒1人1台端末の整備を進めるほか、
感染防止対策に伴い増加をしている業務を支援し、教員のサポートを行うスクール・サポート・スタッフを配置いたしております。 それでは、提案いたしました諸議案につきまして、議案第88号を除く、決算認定12件、補正予算案4件、条例案2件、事件処分案2件、報告案件2件の計22件について御説明を申し上げます。 初めに、議案第76号から第87号までの令和元年度の一般会計をはじめとする12会計の決算についてであります。 まず、一般会計につきましては、先ほど申し上げましたとおり実質収支で約10億円余の繰越しをすることができたところであり、また、国民健康保険などの特別会計及び水道事業会計などの企業会計につきましては、それぞれの事業の目的に沿い適切な執行に努めた結果、おおむね堅実な決算を結ぶことができました。これもひとえに議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解、御協力のたまものと深く感謝を申し上げる次第であります。今後とも市民生活の安全・安心を最優先に、多様な行政需要に的確に対応する一方、有利な財源の活用などを図り、効率的な財政運営に努めてまいる所存であります。 次に、議案第89号から第92号までの令和2年度補正予算案についてであります。 まず、一般会計につきましては、補正予算額8億5,960万円余となるものであります。その主なものといたしましては、総務費では、令和元年度決算剰余金の2分の1相当額として5億740万円余を財政調整基金へ積み立てるほか、定住促進奨励金等に不足が生じるため追加補正を行うものであります。また、在来線新駅整備事業費について
債務負担行為の設定を行うものであります。 民生費につきましては、現在、全面改築を進めております(仮称)蓬莱荘における駐車場、消雪設備・誘導ブロック設置などの外構整備や防災関連設備の拡充などに係る経費を計上するほか、
放課後児童クラブ山島台メルヘン児童クラブの第2クラブの整備に伴い、所要の経費を計上するものであります。 また、農林水産業費では、強い農業・担い手づくり総合支援事業費及び農業水利施設の安全施設整備事業費などを計上するものであり、商工費では、公衆浴場施設改善事業費補助金を計上するほか、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の認定に伴う北前船文化発信事業費などを計上いたしております。 また、土木費では、都市計画道路五歩市成線整備事業の進捗に伴い、土地開発公社が先行取得をした用地を買い戻す経費を計上するものであり、教育費では、東明小学校において児童数の増加に対応するため、不足する普通教室の増設に係る所要の経費を計上いたしております。 墓地公苑特別会計につきましては、竹松墓地公苑内に整備を進める合葬墓の建設工事費を計上するものであります。 また、水道事業会計につきましては、簡易水道事業特別会計から引き継ぎました未収金、未払金について、決算額によりそれぞれ当初金額を改めるものであり、下水道事業会計につきましては、松任中央浄化センターし尿等受入施設整備費が増加することにより、
債務負担行為限度額の変更をお願いするものであります。 次に、議案第93号及び第94号の条例案について御説明申し上げます。 白山市情報公開条例の一部を改正する条例につきましては、国の情報公開法に規定されている開示決定等の期限の特例を本条例にも定めるため、関係規定を改正するものであり、また、白山市手数料条例の一部を改正する条例につきましては、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴い、個人番号の通知カードが廃止されたことから、関係規定の改正を行うものであります。 次に、議案第95号及び第96号の事件処分案について御説明を申し上げます。 財産の取得につきましては、公共交通の用に供するコミュニティバス1台を購入するため、議会の議決を求めるものであります。 また、令和元年度白山市水道事業会計未処分利益剰余金の処分につきましては、未処分利益剰余金を処分し資本金へ組み入れること、及び建設改良積立金に積み立てることについて議会の議決を求めるものであります。 次に、報告第15号及び第16号の報告案件について御説明を申し上げます。 令和元年度決算に基づく健全化判断比率及び公営企業決算に基づく資金不足比率につきましては、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律の定めにより、また、一般財団法人白山市地域振興公社の経営状況につきましては、地方自治法の定めにより、それぞれ議会へ報告するものであります。 以上をもちまして、9月議会に提出をいたしました議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願いをいたします。
○議長(村本一則君) 提案理由の説明は終わりました。
---------------------------------------
△日程第4 議案第88号
○議長(村本一則君) 日程第4議案第88号を議題といたします。
---------------------------------------
△提案理由の説明
○議長(村本一則君) 市長から提案理由の説明を求めます。 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) ただいま議題となりました議案第88号令和2年度白山市一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、これまで5回にわたり総額で135億1,934万円余の補正予算を御決議いただき、国・県・市が連携を図る中で、状況に応じた感染症の対策及び支援策を進めてまいりました。その後の状況変化に応じ、本日、第6次となる補正予算をお願いするものであります。今回提案をいたします補正予算額は1億8,457万円となるものであり、必要な
感染症対策を速やかに実行してまいりたいと考えております。 その主な内容についてでありますが、初めに、児童福祉施設等の
感染防止対策についてであります。今般、国におきまして、保育所や児童センター、
放課後児童クラブ等の施設における
感染拡大防止のため、衛生用品等の購入費が措置されたことから所要の経費を計上するものであります。 次に、公共施設の
感染防止対策についてであります。多くの市民の皆様が利用されます公共施設の衛生環境の改善を進め、飛沫・接触感染防止の徹底を図るため、トイレ手洗いのセンサー式蛇口への交換及びトイレの洋式化に伴う改修費を計上するものであります。センサー式蛇口への交換につきましては、観光文化施設及びスポーツ施設、公民館など49の施設で、また、トイレの洋式化につきましては、文化施設、スポーツ施設など19施設で改修を進めることといたしており、施設を利用される市民の皆様の安全・安心につなげてまいりたいと考えております。 次に、小・中学校の通信機器整備事業についてであります。国は、GⅠGAスクール構想の早期実現に向けた児童・生徒1人1台端末の整備及び家庭学習のための通信環境の整備等を進めております。臨時休業等の緊急時においても、ICTの活用により子供たちが安心して家庭学習が受けられるよう、また学校と児童・生徒とのやりとりが円滑に行うことができるよう、通信環境の整っていない家庭に貸出し可能なモバイルルーターを小学校に510台、中学校に260台を整備することとし、所要の経費を計上するものであります。 いずれにいたしましても、感染状況といたしましては、全国各地でクラスターが発生するなど、再び感染が拡大いたしております。今後とも国・県の動向に注視をしつつ、必要に応じ迅速に対応してまいる所存でありますので、議員各位におかれましては、引き続き御理解と御協力を賜りますようお願いするものであります。 市民の皆様におかれましては、御自身を守り、家族を守り、私たちが生活する地域社会を守るため、
感染防止対策の徹底と一層慎重な行動をお願い申し上げます。 以上をもちまして、議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(村本一則君) 提案理由の説明は終わりました。
---------------------------------------
△質疑